●小悪魔ギャルとライブチャット
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AGEHA 1.一人ぼっちの少年
配役 ♂2:♀2:不問2 被り1
登場人物
- ■東雲 咲耶(しののめ さくや)
- 19歳。地下隔離施設『楽園』に入れられたVOP患者。
ぶっきらぼうなところもあるが、優しい性格の持ち主。
- ■アゲハ
- 咲耶の看護をしているアンドロイド。
アンドロイドのくせに不器用。欠陥品というのがコンプレックス。
- ■村上 卓也(むらかみ たくや)
- 8歳。咲耶と同じくVOP患者である。
一人ぼっちで遊ぶ少年。少々気の弱いところがある。
- ■レイラ
- 卓也の看護をしているアンドロイド。
姉御肌の気質をもち、自由奔放な性格をしている。
- ■デミトリ
- 咲耶の担当医であるアンドロイド。
見るからに冷たいイメージを持っている。しかし、その本性は……。
- ■???
- 幼さの残る声と少女のような喋り方をする。
explanation word
◆五感消失症候群。通称VOP。
五感を失っていく病気である。治療方法はなく、感染経路も不明。
五感を失っていくにつれ、人の心の声が聞こえるようになっていく。
◆地下隔離施設『楽園』
VOP患者を隔離するための地下施設である。
VOP患者とアンドロイドしかいない。
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SE:コンコン… ガチャ
アゲハ 「おはよ〜、咲耶」
咲耶 「あぁ、おはよ、アゲハ」
アゲハ 「どこか違和感とか感じるところある?」
咲耶 「いや、特にないけど」
アゲハ 「そっか。じゃあ、今朝の朝食はなんにする?」
ナレ :施設では患者の食事もアンドロイドが作ることになっている。
咲耶 「味の濃いものにしてくれ。最近、味があんまり感じないから」
アゲハ 「はーい。んじゃぁ、アゲハ特製特濃お味噌汁作ってあげるよ」
咲耶 「……頼むからダシは取ってくれよ?」
アゲハ 「わかってるょ」
咲耶 「それとちゃんと煮干は取り出せよ? あと、吹きこぼすなよ? あと、あと……」
アゲハ 「もうっ!! 失敗しないってばっ!!」
ナレ :その後、もちろん、アゲハは見事に失敗したのだった。
アゲハ 「……えっと、その…」
咲耶 「煮干は浮いてるわ、玉子焼きは焦げてるわ、ご飯は芯が残ってるわ……。………この欠陥品」
アゲハ 「グサァッ!! うぅ……、料理は苦手なのぉ……」
咲耶 「アンドロイドに得意不得意もあるか、ばか」
ナレ :そういいながらももくもくと朝食を食べる咲耶
アゲハ 「べ、別に無理に食べなくていいよ。お腹壊したら大変だもん」
咲耶 「舌がぶっ壊れてなきゃ、食べられないだろうが、あいにく、俺は舌が壊れてるんでね」
アゲハ 「……咲耶……。あっ!」
咲耶 「ずずず……。ん? なんだよ?」
アゲハ 「咲耶、今日何日か分かってる?」
咲耶 「ん〜? 12月ってのは分かるけど、何日だ?」
アゲハ 「えへへぇ、23日です。もうすぐクリスマスです♪」
咲耶 「もうそんな時期かよ。ここは寒さとか感じないからわからないな」
アゲハ 「クリスマス楽しみにしていてね。おいしいケーキ作ってあげるからっ!!」
咲耶 「……頼むから砂糖と塩を間違えるような失敗はするなよ?」
アゲハ 「わ、わかってるってばっ!!!!」
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ナレ :朝食を食べ終わると、咲耶は窓から外を見ていた。
そこには透きとおるような青い空、絨毯のように敷き詰められた草原、そして、一人の少年がサッカーボールを蹴っていた。
咲耶 「アゲハ」
アゲハ 「なに? 咲耶」
咲耶 「あの子もVOPなのか?」
アゲハ 「……う、うん。子供だからって神様は許してくれなかったみたい……」
咲耶 「死はみなに平等ってか……。あいつ一人だけど、ほかに一緒に遊ぶ子供はいないのか?」
アゲハ 「ううん、子供ならほかにもいるよ。
でもね、ここでは誰しもアンドロイドしか相手がいないんだよ。ヴォイスを聞いちゃうから」
咲耶 「……そっか。んじゃ、ちょっと行ってくるわ」
アゲハ 「え、ちょ、ちょっとっ!? きゃぅっ!!!!!」
ナレ :咲耶は裸足のまま窓から外へと出た。そして、少年のほうへ向かう。
後ろからは窓に足をひっかけたのか、アゲハの叫び声が聞こえた。
咲耶 「よ」
少年 「……わっ…。だ、誰……?」
少年 (う、うわ…。こ、この人もアンドロイドかな……)
ナレ :少年のヴォイスが咲耶に聞こえてくる。咲耶は少年と同じ視線の高さにあわせて、しゃがみ笑った
咲耶 「お兄ちゃんはアンドロイドじゃないよ。君と同じここの患者さんだよ」
少年 「……え? レ、レイラちゃんに他の患者さんと会っちゃだめって……。それに一人でも楽しいから大丈夫だよ」
咲耶 「え? あぁ、そうか、俺のヴォイスが聞こえるんだよな。でも、二人のほうがもっと楽しいぞ?」
少年 「そ、そうだけど……」
少年 (でも、レイラちゃんに怒られる……)
アゲハ 「さ、咲耶〜〜〜〜っっ!! だめだってばぁっ!!」
ナレ :そこに息を切らせてアゲハが現われた
咲耶 「なんでアンドロイドが息を切らせてるんだよ……」
アゲハ 「う、うるさいっ!!」
咲耶 「欠陥品の上に運動音痴かよ……」
アゲハ 「うぅ〜っ!! うるさい〜っ!!」
咲耶 「その上、料理は出来ない、仕事を失敗する。だめだめアンドロイドだな」
アゲハ 「だ、だめだめアンドロイドじゃない〜〜〜っっ!!」
少年 「あは、あはははははははっ!!!」
ナレ :少年の笑い声に二人はきょとんとする
少年 「お兄ちゃんとお姉ちゃんおもしろ〜いっ!! あはははははっ!!」
咲耶 「そうか、おもしろいか。あっはっはっはっは!!!」
アゲハ 「うぅ……、咲耶の馬鹿……」
レイラ 「た〜く〜や〜っ!! どこいった〜?」
卓也 「あ、レイラちゃん、こっち〜っ!!!」
ナレ :しばらくすると、金髪の長い髪をもった女性が現われた。ゆるいウェーブのかかった髪が風にさらわれて、輝いて見える
レイラ 「お〜、アゲハじゃん」
アゲハ 「レ、レイラっ!? ってことは、この子の看護ってもしかして……」
レイラ 「あたしだよ?」
アゲハ 「え……。た、卓也君……、変なことされてない?」
卓也 「ん? なにもされてないよ? ママみたいにおやすみのちゅうもしてくれるし、レイラちゃんとっても優しいよ」
レイラ 「ば、ばかっ!! そんなこと言わなくていいんだってのっ!! で、そいつは誰よ?」
ナレ :レイラの視線が咲耶をとらえる
咲耶 「あぁ、俺は東雲咲耶。こいつに世話になってるんだ」
ナレ :そう言ってアゲハの頭をくしゃくしゃっとなでる咲耶
レイラ 「ふ〜ん、もうヤった?」
咲耶 「ぶっ!!!!!!!!!!!」
アゲハ 「レ、レイラっ!!!!!」
レイラ 「なんだよ〜、べつにあたし達も出来るし、そういうことやって患者さんを慰めるアンドロイドもいるぜ?」
卓也 「レイラちゃん、なにをやるの…?」
レイラ 「あぁ、卓也も知りたいか?」
卓也 「うん♪」
ナレ:その瞬間、レイラの瞳は妖しく輝いた。
レイラ 「そ、そうか……。じゃあ、お姉ちゃんがじっくりゆっくり親切に骨の髄にまで教えてやるからなぁ……ジュルリ…」
アゲハ 「こらっ!!」
SE:ぽかっ!!
レイラ 「痛っ!! なにすんだよ、アゲハ……」
アゲハ 「よだれたらして何言ってるの、ばかっ!!」
レイラ 「ちぇ〜。卓也、今度二人っきりの時にやさし〜く教えてやるからな」
アゲハ 「レイラっ!!」
咲耶 「な、なぁ…、アゲハ……。もしかして……」
アゲハ 「えぇ……。レイラって『ショタコン』なんです……。いつもいつも、子供を爛々と輝く目で見ていて、脳内であんなことやそんなことしてるんですよ、きっと……」
咲耶 「アンドロイドにもいろいろいるんだな……」
アゲハ 「って、なごんでる場合じゃなかったっ!!」
レイラ 「ぁんだよ、アゲハ。急にどうした?」
アゲハ 「咲耶、早く帰りますよっ!! ほかの患者さんに会ってるなんてバレたら危ないですからっ!!」
咲耶 「んなもんバレなければいいんだって」
レイラ 「そうそう、アゲハって意外と委員長タイプか?」
アゲハ 「そ、そういうわけじゃないけど、規則は規則だし……」
レイラ 「だ〜いじょうぶだって、あたし達が黙ってればバレやしねえって」
咲耶 「卓也君も誰にも言わないよねぇ?」
卓也 「うん、誰にも言わないっ!」
レイラ 「ほらなぁ……。だから、堅いこというなよ、アゲハぁ……」
アゲハ 「バ、バレなければいいかなぁ……」
咲耶「そうだよ、卓也にさびしい思いさせるのか?」
卓也「アゲハちゃん……、だめ……?」
アゲハ「そ、そうだよねぇ……。バ、バレなければいいよねぇ……」
デミトリ 「なにがバレなければいいんだ? アゲハ」
アゲハ 「だ、だって、卓也くんが寂しそうだし……って、きゃぁっ!!!!」
レイラ 「げえっ!! デミトリっ!?」
咲耶 「どっから現われたんだよ……」
デミトリ 「ふん、患者には強制的に発信機がつけてある。一部の者しか知らないがな。
それで、東雲咲耶、アゲハ、村上卓也、レイラ、ここでなにをしている」
アゲハ 「え、えっと、その……」
レイラ 「なんでもねえよ、つい散歩してたらブッキングしただけだっつの」
デミトリ 「東雲咲耶、君は窓から散歩へと向かうのか」
咲耶 「いっ!? そんなことも分かるのかよっ!?」
デミトリ 「アゲハとレイラは処罰ポイントがすでに規定数以上だな。つまり、再インストールだな」
咲耶「さ、再インストールっ!?」
デミトリ「あぁ、そのとおりだ。異分子は早々に消さなくてはな。すぐにまともなアンドロイドになる。
まぁ、記憶がなくなるが、気にすることではあるまい。看護に問題はない」
卓也 「せ、せんせい……。お兄ちゃんやレイラちゃんたちを怒らないで……」
ナレ:アゲハ達を守るように、アゲハ達とデミトリの間に卓也が両手を広げて立ち塞がる。
レイラ 「卓也っ!?」
卓也 「お兄ちゃんもアゲハちゃんもボクが一人で遊んでたから、一緒に遊んであげるって言ってくれたの……。
今まで一人でも楽しかったけど、みんなと遊んだほうが楽しくて……。
だから、怒らないで、せんせい……」
デミトリ 「………、アゲハ、レイラ」
アゲハ 「は、はいっ!?」
レイラ 「なんだよ…」
デミトリ 「明日までに反省文20枚提出しろ」
アゲハ 「う、うぅ……、反省文いやだよぉ……ぐすっ…」
レイラ 「……ちっ…」
デミトリ 「東雲咲耶」
咲耶 「なんだよ」
デミトリ 「村上卓也はまだ子供だ。人間としていまだ不完全だ。心というものもいまだ熟してはいない。
君の心をかき乱すヴォイスも聞こえてくることもあるだろう。それでも、君は村上卓也と会えるか」
咲耶 「さびしい思いさせられねえし、それに、人間は一人じゃ成長できねえんだよ。アンドロイドのデミトリ先生にはわからないかもしれないけどな」
デミトリ 「ふん…。村上卓也」
卓也 「は、はい…」
デミトリ 「少々配慮が足らなかったようだ。東雲咲耶となら会ってもかまわん」
卓也 「ほ、ほんと!? せんせいっ!!」
ナレ :デミトリの顔に微笑が浮かぶ
デミトリ 「あぁ…。でも、あまり遅くまで遊んでいたらだめだぞ?」
ナレ :そういうと、デミトリは卓也の頭を優しくなでてから施設へと戻っていった。
咲耶 「なんだ、意外といい奴じゃん、デミトリって」
アゲハ 「そんなことありませんよぉ〜〜〜〜っっ!! 私稼動してからまだ半年しかたってないのに、もう反省文17回目ですよ〜〜〜〜〜〜っっ!!!!! うぅぅっ……ぐすぐす…うぇぇぇぇぇえええん……」
咲耶 「それはお前が失敗ばっかするからだろうが……」
レイラ 「アゲハは要領が悪いからねぇ。つか、べつにこんなもん出さなくったってかまわねえだろ」
アゲハ 「そ、そんな怖いことできるわけないじゃない……ぐすっ…」
卓也 「アゲハちゃん……、ごめんね……」
アゲハ 「卓也くんのせいじゃないよ。お姉ちゃんが悪いことしちゃったんだから。でも、これからは大丈夫だからね」
咲耶 「あぁ、そうだ。遊びたくなったらいつでも呼べよ」
卓也 「うん♪ ありがと、お兄ちゃんっ!!」
ナレ :反省文に涙を流すアゲハ、卓也の頭を優しく撫でる咲耶、卓也の笑顔によだれをたらすレイラ、太陽のような笑顔を見せる卓也。
こうして、四人は出会ったのである。
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??? 「うわぁ、珍しいところ見〜ちゃった♪」
デミトリ 「お前か…。患者の精神状態が悪くなれば、病の進行も早くなる。ただ、それを防ぐためだけだ」
??? 「やっぱり、冷たいんだ。そんなだから、みんなに怖いって思われるんだよ?」
デミトリ 「ふん。別に問題はない。それで、ボトムの状況はどうだ?」
??? 「いつもどおりよ。地獄の底って感じ」
デミトリ 「ふふふ、地獄の底か。それならば、お前は死天使か……」
??? 「………違う、私は天使なの……」
デミトリ 「まぁ、末期患者からみたらそうだろうな……。くく、くくく……」
To be continued...
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パチンコ・パチスロユーザー 必見!
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